蛍火に揺れる
ノリ君はその人に近付いて挨拶をしている。
「Chao anh(チャオ アイン)」
聞きなれない言葉であるが、ベトナム語で『こんにちわ』の意味らしい。
そのまま二人は会話を続け、私たちは車まで案内をされる。
「何て言ってたの?」
「あぁ、父にはお世話になってます、みたいなこと」
正直もうベトナム語は分からないかもなぁ、なんてぼやいていたけれど、しっかりと会話できているところがこの人のすごいところ。
ベトナムには五歳から八歳まで過ごしたことがあるらしい。とは言えホーチミンの方らしいが。
「ちなみに…あと何カ国語喋れる?」
「まぁ英語と…タイは頑張れば……って感じで………マレー語はもう絶対無理」
まぁそれだけ喋れりゃ十分すぎる。
むしろ…今は経理部でこの語学の使い道がまったくもって無いのことが非常に惜しいなとも思う。
車に乗せられた私達は、ひたすら海沿いの道を走って行く。
突き抜けるほど真っ青な空に、どこまでも続く砂浜のビーチ。そこに植えられている木々はいかにも南国風なトゲのある葉っぱが連なっていて……それがやっぱりここは異国の地なんだな、というのをマジマジと感じさせられた。
「Chao anh(チャオ アイン)」
聞きなれない言葉であるが、ベトナム語で『こんにちわ』の意味らしい。
そのまま二人は会話を続け、私たちは車まで案内をされる。
「何て言ってたの?」
「あぁ、父にはお世話になってます、みたいなこと」
正直もうベトナム語は分からないかもなぁ、なんてぼやいていたけれど、しっかりと会話できているところがこの人のすごいところ。
ベトナムには五歳から八歳まで過ごしたことがあるらしい。とは言えホーチミンの方らしいが。
「ちなみに…あと何カ国語喋れる?」
「まぁ英語と…タイは頑張れば……って感じで………マレー語はもう絶対無理」
まぁそれだけ喋れりゃ十分すぎる。
むしろ…今は経理部でこの語学の使い道がまったくもって無いのことが非常に惜しいなとも思う。
車に乗せられた私達は、ひたすら海沿いの道を走って行く。
突き抜けるほど真っ青な空に、どこまでも続く砂浜のビーチ。そこに植えられている木々はいかにも南国風なトゲのある葉っぱが連なっていて……それがやっぱりここは異国の地なんだな、というのをマジマジと感じさせられた。