蛍火に揺れる
車に乗せられ、三十分もしないうちに私達は目的地に到着。
そこは真っ白い外観のレストラン。
隣の建物と比べても、ここは高級店であることが一目でわかる場所。ここが待ち合わせ予定の店だ。
私達が中に踏み入れると、既に連絡が行っているらしく、奥の部屋へと案内される。
「お父さん、お母さん、お久しぶりです」
奥の部屋では既にご両親が待っていた。
ノリ君が軽く頭を下げているので、私もつられて頭を下げる。
ご両親は微笑みながらも、私に視線を集中させている。一気にピンとした空気が張りつめ、緊張が走る。
「早速だけど、僕の恋人の伊藤沙絵さん。僕の会社の先輩に当たる人」
そう紹介されて、私は改めて「はじめまして」と頭を下げる。
顔を上げた瞬間―無表情だったご両親の顔が、ほんの少し緩むのがわかった。
良かった、悪い印象では無さそうだ。
そしてご両親も自己紹介をいただいたところで、少し早いディナーの時間になった。
そこは真っ白い外観のレストラン。
隣の建物と比べても、ここは高級店であることが一目でわかる場所。ここが待ち合わせ予定の店だ。
私達が中に踏み入れると、既に連絡が行っているらしく、奥の部屋へと案内される。
「お父さん、お母さん、お久しぶりです」
奥の部屋では既にご両親が待っていた。
ノリ君が軽く頭を下げているので、私もつられて頭を下げる。
ご両親は微笑みながらも、私に視線を集中させている。一気にピンとした空気が張りつめ、緊張が走る。
「早速だけど、僕の恋人の伊藤沙絵さん。僕の会社の先輩に当たる人」
そう紹介されて、私は改めて「はじめまして」と頭を下げる。
顔を上げた瞬間―無表情だったご両親の顔が、ほんの少し緩むのがわかった。
良かった、悪い印象では無さそうだ。
そしてご両親も自己紹介をいただいたところで、少し早いディナーの時間になった。