蛍火に揺れる
その日私達は、ヴィラタイプのリゾートに宿泊することになった。
昔ノリ君のお父さんも携わったことのある場所なんだとか。
プライベートプール付きのヴィラ。
何十万というお値段を想像するが、ここダナンだと数万も払えば十分だと言うことにすごく驚いた。
さすが物価が安い国。
ちなみにミネラルウォーターは二十五円だそうで。
今日のほとんどを移動に費やしてしまったので、私は荷物の片付けもそこそこに、ソファーに座って窓の外を見ている。
部屋の外はプライベートプール。水面に満月が反射して、ゆらゆらと漂う様子をじーっと眺めていた。
「はい、沙絵ちゃん。ウェルカムドリンクだって」
先程鳴ったチャイムは、バトラーの人がこのドリンクを運んできてくれたようだ。
オシャレなカクテルグラスに入った赤いフルーツのジュース。
私はそれを受け取って、半分ぐらいを一気に飲み干した。ひんやりと甘いイチゴ味が一気に口の中に広がって行く。
昔ノリ君のお父さんも携わったことのある場所なんだとか。
プライベートプール付きのヴィラ。
何十万というお値段を想像するが、ここダナンだと数万も払えば十分だと言うことにすごく驚いた。
さすが物価が安い国。
ちなみにミネラルウォーターは二十五円だそうで。
今日のほとんどを移動に費やしてしまったので、私は荷物の片付けもそこそこに、ソファーに座って窓の外を見ている。
部屋の外はプライベートプール。水面に満月が反射して、ゆらゆらと漂う様子をじーっと眺めていた。
「はい、沙絵ちゃん。ウェルカムドリンクだって」
先程鳴ったチャイムは、バトラーの人がこのドリンクを運んできてくれたようだ。
オシャレなカクテルグラスに入った赤いフルーツのジュース。
私はそれを受け取って、半分ぐらいを一気に飲み干した。ひんやりと甘いイチゴ味が一気に口の中に広がって行く。