蛍火に揺れる
「まぁ、まだ断言はできないよ。ストレスかも知れないし」
「す、すぐに帰ったら検査薬!」
そんなに慌てなくてもいいのにな…と思いながら「はいはい」とあしらうような返事だけしておいた。
そして最寄り駅に到着すると、深夜営業しているドラッグストアで検査薬を購入。
さっそく家で試してみることにした。
(あ、やっぱり……)
じわじわと浮き出る縦の線。
それは紛れもなくー陽性反応の線だった。
「うん、やっぱ出てるわ」
トイレから出たら、待ち構えたように待っているノリ君。
私はさっきの検査薬の棒を、彼に見せた。
「これってその…妊娠したってことだよね?!」
「まだわかんないよ。流れる可能性もあるし、子宮外妊娠かも知れない」
「でも、確率は?」
「うーん、結構高いとは思うけど」
そう言うと、ガッツポーズまでして「やったー!」と叫ぶノリ君。
そんなノリ君とは対照的に、まぁ再来週にでも病院に行くか…なんて私の頭は、妙に冷静になっていた。
「す、すぐに帰ったら検査薬!」
そんなに慌てなくてもいいのにな…と思いながら「はいはい」とあしらうような返事だけしておいた。
そして最寄り駅に到着すると、深夜営業しているドラッグストアで検査薬を購入。
さっそく家で試してみることにした。
(あ、やっぱり……)
じわじわと浮き出る縦の線。
それは紛れもなくー陽性反応の線だった。
「うん、やっぱ出てるわ」
トイレから出たら、待ち構えたように待っているノリ君。
私はさっきの検査薬の棒を、彼に見せた。
「これってその…妊娠したってことだよね?!」
「まだわかんないよ。流れる可能性もあるし、子宮外妊娠かも知れない」
「でも、確率は?」
「うーん、結構高いとは思うけど」
そう言うと、ガッツポーズまでして「やったー!」と叫ぶノリ君。
そんなノリ君とは対照的に、まぁ再来週にでも病院に行くか…なんて私の頭は、妙に冷静になっていた。