八神くんのお気に入り
「何も言わないって事はokって事で♪」
そう言った黒髪の彼は、私の胸目掛けて手を伸ばしてきた。
や、やだっ……!
両腕で胸を守ろうとした時、
「やめろ」
バシッと黒髪の彼の腕は、銀髪の彼によって弾かれた。
「俺の女に触んじゃねぇよ」
「何だよ。いつもならすぐに貸してくれるのに」
不貞腐れた黒髪の彼はハンバーガーを食べ出した。
た、助かったぁ。
「葵ちゃんさー、八神のどこを好きになったわけ?」
「へ?」
安心したのもつかの間、難問が来ました。