八神くんのお気に入り
か、彼女らしい答え方……だよね??
どこ?
どこ??
銀髪の彼の事は……
噂で聞いたことしか知らない。
「銀ぱ……いや、八神……くんは、かっこよくて、強くて……強くて、強くて……」
どうしよう。
これ以上は出てこない。
「ぶはっ」
突然笑い出した銀髪の彼。
へ??
何で笑うの!?
銀髪の彼は学校を出る前に
“俺の話に合わせてればいい”
って言ってたのに、さっきから何にも言わないんだもん。
笑ってないで助けてよー
「俺、相当強いもんな。そこに惚れたんだろ?」
「そ、そう!いっぱいバーンって倒しててかっこよかったです」
その様子を見ていないんだけど、私は体で表現した。
「へぇ」
今の答えで大丈夫だったかな?
……。
実は気になってた事がある。
銀髪の彼、ずっと口の横にケチャップ付けてる!!
黒髪の彼は気付いてないのかな?