八神くんのお気に入り
窓際の席に足を組んで座ってる、銀色の髪をした彼。
学ランの下に、カッターシャツじゃなくて青色のシャツを着ている。
その周りには4人の人がいて……。
金色の髪に青色の髪……。
見た目がすごく派手なヤンキー達がそこにいた。
みんな私を見てる。
床には机が倒れていて……。
もしかしてさっきの大きな音は……コレ……?
や、ヤバい。
来ちゃいけない所に来ちゃった。
「おま「ごめんなさいっ!」」
銀髪男子が口を開いた瞬間、彼の言葉を遮って私は教室を勢いよく出て行った。
「追え!」
背後から聞こえた声に恐怖を感じる。