追放された悪役令嬢ですが、モフモフ付き!?スローライフはじめました2
「白虎の殿下に変わって、僕が状況をざっくり説明するよ。だけどその前に、殿下から必死に代弁を頼まれたから、はじめに言っておくね。まずアイリーン、白虎の殿下は決してあなたを避けたんじゃないよ。あなたがガラス片で怪我をしないように距離を取ったんだ」
え!?
ノアール様から聞かされて、ガバッとプリンスを仰ぎ見る。プリンスの深いグリーンの瞳が、是と告げていた。
……あぁ、そうだったのか! 私は避けられたんじゃない。私をガラス片で傷つけまいとして、プリンスはわざと距離を取ったのだ!
「それじゃ、ここからが本題ね。どうやら殿下は、お留守番が出来なくてあなたの後を追いかけてきたみたい。それで陰からずっとあなたを見守っていたんだって」
え!? お留守番が、出来なかった!?
ホッと安堵に胸を撫でおろしたのも束の間、ノアール様から語られた衝撃的な内容にギョッと目を見開いた。
ガバッと振り仰げば、プリンスは「面目ない」とでも言うように、しょんぼりと肩を落として小さくなった。
驚きは大きかった。だけど同時に、たしかな喜びも感じていた。私はずっと、プリンスに守られていたのだ――!
え!?
ノアール様から聞かされて、ガバッとプリンスを仰ぎ見る。プリンスの深いグリーンの瞳が、是と告げていた。
……あぁ、そうだったのか! 私は避けられたんじゃない。私をガラス片で傷つけまいとして、プリンスはわざと距離を取ったのだ!
「それじゃ、ここからが本題ね。どうやら殿下は、お留守番が出来なくてあなたの後を追いかけてきたみたい。それで陰からずっとあなたを見守っていたんだって」
え!? お留守番が、出来なかった!?
ホッと安堵に胸を撫でおろしたのも束の間、ノアール様から語られた衝撃的な内容にギョッと目を見開いた。
ガバッと振り仰げば、プリンスは「面目ない」とでも言うように、しょんぼりと肩を落として小さくなった。
驚きは大きかった。だけど同時に、たしかな喜びも感じていた。私はずっと、プリンスに守られていたのだ――!