追放された悪役令嬢ですが、モフモフ付き!?スローライフはじめました2
クロフに促されるまま、ノアール様の後に続いて入室した。
ところが、軽い気持ちで足を踏み入れた室内では、驚くべき人物が私を待ち構えていた。
「おお! アイリーン殿、待っておりましたぞ」
「っ、陛下!? おはようございます!」
一瞬で、シャキンと背筋が伸びた。
「そう畏まらなくてよいんじゃ、どうぞこちらに座ってくだされ。アイリーン殿の分も用意させているから、朝食にしようではないか」
……え!? 国王様に「こちら」と示されたのは、まさかの同じテーブル。
国王様の斜め向かいに用意されたモーニングセットが私の分の朝食という衝撃に、震える。
「急に呼びつけてしまい、すまない。だが、わしは昨日の一件について、どうしてもアイリーン殿に直接謝罪を伝えたくて居ても立ってもいられんかったのだ。王家の問題により、貴殿にも大層怖い思いをさせた。貴殿に危害を加えた護衛官らは、法に則り処罰をするが、此度のことは、本当になんと詫びたらよいか……」
私が恐る恐る、示された席に足を進めていると、国王様から思いもかけない言葉をかけられた。
ところが、軽い気持ちで足を踏み入れた室内では、驚くべき人物が私を待ち構えていた。
「おお! アイリーン殿、待っておりましたぞ」
「っ、陛下!? おはようございます!」
一瞬で、シャキンと背筋が伸びた。
「そう畏まらなくてよいんじゃ、どうぞこちらに座ってくだされ。アイリーン殿の分も用意させているから、朝食にしようではないか」
……え!? 国王様に「こちら」と示されたのは、まさかの同じテーブル。
国王様の斜め向かいに用意されたモーニングセットが私の分の朝食という衝撃に、震える。
「急に呼びつけてしまい、すまない。だが、わしは昨日の一件について、どうしてもアイリーン殿に直接謝罪を伝えたくて居ても立ってもいられんかったのだ。王家の問題により、貴殿にも大層怖い思いをさせた。貴殿に危害を加えた護衛官らは、法に則り処罰をするが、此度のことは、本当になんと詫びたらよいか……」
私が恐る恐る、示された席に足を進めていると、国王様から思いもかけない言葉をかけられた。