追放された悪役令嬢ですが、モフモフ付き!?スローライフはじめました2
「とんでもありません! 危険な目にあったのは事実ですが、悪いのは犯人で、レオナルド陛下に頭をさげていただくのはおかしいです」
頭を下げる国王様に大慌てで駆け寄って、その肩に取り縋った。
「……まるで、示し合わせたようじゃな」
「え?」
頭を上げた国王様が、目を細めながらこぼした台詞に首を傾げた。
「昨夜、カダール皇国の白虎の殿下の元を訪ねた。その時、殿下にも同じようなことを言われたんじゃ」
国王様は自らカーゴの部屋まで出向いていったようだ。代理の者を立てて済ませてしまうこともできただろうに、国王という立場にありながらその人柄は柔軟で、そして実に義理堅い。
「白虎の殿下には、息子が命を助けてもらい、その上、ずいぶんとみっともない内情を晒してしまったというに、逆にこちらを気遣う言葉をかけていただいた。やんわりとだが、一度、親子で現状の認識をしっかり擦り合わせた方がいいとの助言までもらい、本当に頭が上がらん」
「カーゴがそんなことを……」
頭を下げる国王様に大慌てで駆け寄って、その肩に取り縋った。
「……まるで、示し合わせたようじゃな」
「え?」
頭を上げた国王様が、目を細めながらこぼした台詞に首を傾げた。
「昨夜、カダール皇国の白虎の殿下の元を訪ねた。その時、殿下にも同じようなことを言われたんじゃ」
国王様は自らカーゴの部屋まで出向いていったようだ。代理の者を立てて済ませてしまうこともできただろうに、国王という立場にありながらその人柄は柔軟で、そして実に義理堅い。
「白虎の殿下には、息子が命を助けてもらい、その上、ずいぶんとみっともない内情を晒してしまったというに、逆にこちらを気遣う言葉をかけていただいた。やんわりとだが、一度、親子で現状の認識をしっかり擦り合わせた方がいいとの助言までもらい、本当に頭が上がらん」
「カーゴがそんなことを……」