かすみ草揺らぐ頃 続く物語 ~柚実16歳~
私が珍しく歯切れが悪くなっているところへ、
「おはよう、早く席に着け~。予鈴はとっくに鳴ってるぞ~」
と、高野先生が教室へ入ってきたので、そこで私は純と離れるしかなかった。
休み時間に、ちょっと純の様子を見て話しかけようとするも、男子たちで話したり、時には香花ちゃんと談笑していたりで、私の入る余地がなかった。
香花ちゃんと接するのを見て、私はいつも以上に焦っていた。
いつ、どこで、私と瞬の成り行きを純に言ってしまうのかが怖かった。
「おはよう、早く席に着け~。予鈴はとっくに鳴ってるぞ~」
と、高野先生が教室へ入ってきたので、そこで私は純と離れるしかなかった。
休み時間に、ちょっと純の様子を見て話しかけようとするも、男子たちで話したり、時には香花ちゃんと談笑していたりで、私の入る余地がなかった。
香花ちゃんと接するのを見て、私はいつも以上に焦っていた。
いつ、どこで、私と瞬の成り行きを純に言ってしまうのかが怖かった。