かすみ草揺らぐ頃 続く物語 ~柚実16歳~
「それこそ、駆け引きでしょ」
私は今、ソフトボール部内のロッカールームにいる。
何故かといえば、去年同じクラスで仲良くなった、悪友というべき弓佳がソフト部だからである。
私は放課後そのままの足で、彼女にことの一抹を話していたのだ。
「これが、駆け引き?」
「そう。純くんに気があると見せておいて、裏では瞬先輩とラブラブ~」
「ちょ、そんなんじゃないって。私は本当に純が好きだし、瞬のことはもう過去のひとだし」
私は今、ソフトボール部内のロッカールームにいる。
何故かといえば、去年同じクラスで仲良くなった、悪友というべき弓佳がソフト部だからである。
私は放課後そのままの足で、彼女にことの一抹を話していたのだ。
「これが、駆け引き?」
「そう。純くんに気があると見せておいて、裏では瞬先輩とラブラブ~」
「ちょ、そんなんじゃないって。私は本当に純が好きだし、瞬のことはもう過去のひとだし」