かすみ草揺らぐ頃 続く物語 ~柚実16歳~
 こくり、と純は頷く。
 私はテーブル脇に立てかけてあったメニューを渡す。
 彼はこころここにあらず、といった風にメニューを持ったまましばらく開こうとしなかった。
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