かすみ草揺らぐ頃 続く物語 ~柚実16歳~
「じゃ、お邪魔しまっす」
と、弓佳は云って、私たちの机に、空いていた机をくっつけ始めた。
香花ちゃんは、戸惑っておどおどしている。
ぱくぱくと急いで食べ終えると、すみません、とか細い声で言って、行ってしまった。
「ほらぁ、弓佳が強引だから」
と、なっちゃんが弓佳を責める。
「あの子があそこまで人見知りだと思わなかったから……」
私が彼女に近づいた時は、ここまで逃げるようなことなんてしなかった。
「彼女、柚実ならいいみたいね。私のノリじゃあ、駄目か」
弓佳はコンビニの袋からおにぎりを取り出して、ばりっと包装を解いた。
なっちゃんもいつのまにか机をくっつけて、輪の中に入っていた。
と、弓佳は云って、私たちの机に、空いていた机をくっつけ始めた。
香花ちゃんは、戸惑っておどおどしている。
ぱくぱくと急いで食べ終えると、すみません、とか細い声で言って、行ってしまった。
「ほらぁ、弓佳が強引だから」
と、なっちゃんが弓佳を責める。
「あの子があそこまで人見知りだと思わなかったから……」
私が彼女に近づいた時は、ここまで逃げるようなことなんてしなかった。
「彼女、柚実ならいいみたいね。私のノリじゃあ、駄目か」
弓佳はコンビニの袋からおにぎりを取り出して、ばりっと包装を解いた。
なっちゃんもいつのまにか机をくっつけて、輪の中に入っていた。