君に出逢えたこと、忘れない。
present

笑顔でいること

私は、退院が決まる前の夜、先生とお母さんが話しているところを見てしまった。




先生とお母さんが話していることは私に関係してるよね。



それで気になって話の内容を盗み聞きしちゃった。








「涙愛さんはもう長くは生きられません。」






そんな先生の一言が私の胸に突き刺さった_





「あんなに元気なのにどうしてなんですか、、?」





「涙愛さんの場合、今はとても好調ですが病気は変わらず進行しています。こちらも最善を尽くしてはいますが長くて後3年短くて2年半も持たないかも知れません。」



「そんなっ........」




お母さんはただただ泣いていた。




そっか、、私あと3年もすれば死んじゃうんだ。



この世界から消えちゃうんだ、。



あははっ........



おかしくて笑えてきちゃうよ、、、




…………







「ウッ……」





お母さんと先生にバレないように私は声を殺して泣いた。






どうして私なんだろう。





私なにか悪いことしたのかな、、





まだお母さんとお父さんと楽しく家で過ごしてないよ、友達もできてないよ、、、、





まだまだ楽しいこと1つもしてないのに_






なんで私が死ななきゃいけないのっ!!








病室に戻っても涙が溢れてしまってこの日はただただ泣いていた。





外から光が漏れてきて朝になっていることに気づいた











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