君に出逢えたこと、忘れない。
「これも食べたいー!」




美夏はイカ焼きとりんご飴で両手が塞がってる



美人な美夏だからこそこんなに食べていても変に見えないけど、


私がこんなに食べてたらきっと周りから変な目で見られちゃうんだろな





「涙愛ちゃんは何が食べたい?」




急に海里くんが話しかけてきたからびっくりした



「あっえっと……」




「クレープ好き?」




「うんっ好き」




海里くんは分かったっと言う顔をしてどこに行くのかと思うと金魚すくいに必死になっている美夏のすぐ側まで行った




なにやら話を終えたらしくこっちに戻ってきて行こっていって私の腕を掴んだ




「えっ美夏は?」



「美夏はまだ金魚すくいがしたいらしくて後で合流するって」




「1人にして大丈夫なの?」



「美夏なら大丈夫だよ、俺なんかよりも強いから」




そういった海里くんは少し寂しそうな顔をして言った





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