私も異世界で魔法を使えました!
辺境へ(マシェリー)
只今、久しぶりの馬車の中ですわ。
昨夜はあれからゆっくり休ませていただき、朝も爽快な目覚めと空腹感満載でした。
人間って傷ついてもお腹は空くのですわね…
それにしても、流石教育の行き届いている使用人の方々でした。
いきなり現れたわたくしにも、皆様動じていませんでしたわ。
辺境迄の準備も、全てしていただき有難い事です。
洋服も伯母さまの服を数着貸していただけましたし。
年齢的に可愛らしい柄がもう着れなく、でも手放せない洋服をわけていただいたのです。
御屋敷の方々と、ニコラス君には本当にお世話になりましたわ。
伯母さまにも今度、きちんと御礼を言わないといけませんわね。
「マシェリーお姉様、先程のお話が本当なら、今頃王宮では凄い話題になってますね」
「何故ですの?」
「皆様が見てる前で、飛んだんですよね。
それに昨日のマシェリーお姉様は本当に女神に見えました。
という事は大変ですよ!
貴族の中には危ない人達も居ますからね…注意が必要かもしれません」
「そうですわね!気を付けますわ」
わたくし、今迄の流れをニコラス君に話しましたの。
静かに偶に、相槌を打ちながらも聞いてくれましたわ。
ニコラス君は聞き上手ですわね、真剣に変に言葉を入れない感じがとても話しやすく、ついつい色々喋ってしまいましたわ。
きっとニコラス君はモテますわね。
女性は話を聞いてくれる男性が好きですものね!うん!きっとモテモテですわ。楽しみですぅ~
そういえばさっきニコラス君から聞いたのですが、ホーンテッドハウスが王都で大人気らしいのです。
わたくしの後を、エドウィン様が受け継いでくれたらしいのですが……
きっとエドウィン様は怖いの苦手ですわよね!?
悪い事をしましたわ~
今度謝らないといけませんわね……
けれども皆様が喜んで頂けているのなら嬉しいですわ。
相変わらずの辺境迄の馬車での旅も、結構かかりますのね~
忘れてましたわ。
後数日って所ですか?
宿屋で夜、寛いで居ましたら。
辺境のお婆様からの何故かのお手紙が???
ニコラス君と開けてみると……
「ニコラス君…わたくし行きますね」
「はい!マシェリーお姉様、お気を付けて。
僕はこのままの日程で辺境迄行きますから、絶対に又お会いしましょうね!
絶対ですよ!僕のお姉様なのですから!!」
「ありがとう!ニコラス君はわたくしの天使ですわ」
わたくしそのまま窓を開けて外に飛び出しました。
上に上に上がり、又月が大きくなって来たらお婆様のお手紙にあった目印を頼りに飛んで行きます。
お手紙には、今すぐ宿屋を出て飛んで辺境に来なさい!
目印は……と言う風に迷子にならないように、大きな建物や変わった山の形等事細かく書いてくれていますの!
お婆様は何者なのでしょうか?
今は急いでお婆様の元へ、月明かりを頼りに向かいます。
「お姉様は…鈍いです……
僕も、いつまでも天使ではありませんからね!
恋敵を少しくらいは翻弄するぐらいの意地悪しても良いですよね!
お婆様からの、僕への手紙にアドバイスがしっかり書いてありますし、頑張って足留めしますよ」
昨夜はあれからゆっくり休ませていただき、朝も爽快な目覚めと空腹感満載でした。
人間って傷ついてもお腹は空くのですわね…
それにしても、流石教育の行き届いている使用人の方々でした。
いきなり現れたわたくしにも、皆様動じていませんでしたわ。
辺境迄の準備も、全てしていただき有難い事です。
洋服も伯母さまの服を数着貸していただけましたし。
年齢的に可愛らしい柄がもう着れなく、でも手放せない洋服をわけていただいたのです。
御屋敷の方々と、ニコラス君には本当にお世話になりましたわ。
伯母さまにも今度、きちんと御礼を言わないといけませんわね。
「マシェリーお姉様、先程のお話が本当なら、今頃王宮では凄い話題になってますね」
「何故ですの?」
「皆様が見てる前で、飛んだんですよね。
それに昨日のマシェリーお姉様は本当に女神に見えました。
という事は大変ですよ!
貴族の中には危ない人達も居ますからね…注意が必要かもしれません」
「そうですわね!気を付けますわ」
わたくし、今迄の流れをニコラス君に話しましたの。
静かに偶に、相槌を打ちながらも聞いてくれましたわ。
ニコラス君は聞き上手ですわね、真剣に変に言葉を入れない感じがとても話しやすく、ついつい色々喋ってしまいましたわ。
きっとニコラス君はモテますわね。
女性は話を聞いてくれる男性が好きですものね!うん!きっとモテモテですわ。楽しみですぅ~
そういえばさっきニコラス君から聞いたのですが、ホーンテッドハウスが王都で大人気らしいのです。
わたくしの後を、エドウィン様が受け継いでくれたらしいのですが……
きっとエドウィン様は怖いの苦手ですわよね!?
悪い事をしましたわ~
今度謝らないといけませんわね……
けれども皆様が喜んで頂けているのなら嬉しいですわ。
相変わらずの辺境迄の馬車での旅も、結構かかりますのね~
忘れてましたわ。
後数日って所ですか?
宿屋で夜、寛いで居ましたら。
辺境のお婆様からの何故かのお手紙が???
ニコラス君と開けてみると……
「ニコラス君…わたくし行きますね」
「はい!マシェリーお姉様、お気を付けて。
僕はこのままの日程で辺境迄行きますから、絶対に又お会いしましょうね!
絶対ですよ!僕のお姉様なのですから!!」
「ありがとう!ニコラス君はわたくしの天使ですわ」
わたくしそのまま窓を開けて外に飛び出しました。
上に上に上がり、又月が大きくなって来たらお婆様のお手紙にあった目印を頼りに飛んで行きます。
お手紙には、今すぐ宿屋を出て飛んで辺境に来なさい!
目印は……と言う風に迷子にならないように、大きな建物や変わった山の形等事細かく書いてくれていますの!
お婆様は何者なのでしょうか?
今は急いでお婆様の元へ、月明かりを頼りに向かいます。
「お姉様は…鈍いです……
僕も、いつまでも天使ではありませんからね!
恋敵を少しくらいは翻弄するぐらいの意地悪しても良いですよね!
お婆様からの、僕への手紙にアドバイスがしっかり書いてありますし、頑張って足留めしますよ」