私も異世界で魔法を使えました!
番外・辺境伯夫人キャサリンのもう一つの人生(隼人)
BL作品の[僕は棄てたのだ]の姉の話。異世界バージョンからの抜粋して、足しています。姉がマシェリーのお婆様です。ちょっとした小話です。
俺の姉貴はもう居ない…… だが、俺には誰にも話した事が無い思いがある。
「俺の事も話しても良いか…」
「隼人さんの事知りたいです」
「そうか…あのな、俺は天涯孤独だと言っただろう。
両親は俺が10歳姉貴が20歳の時、夫婦2人で出掛けた海外旅行中、小型機の飛行機事故で亡くなってな、俺達姉弟は残されたんだよ。
両親は、結構な資産家でな両親共に兄弟も居なかったんだ。
保険金もあったし、親戚連中は俺を保護したがったってわけだ。
金、目当てでな。
10歳の俺に自分の娘を婚約者に仕立てようとした奴も居たしな。
あの時はめっちゃくちゃだったぞ。
俺は10歳にして、人間が魑魅魍魎になった所を見たな。
姉貴はその頃、家を出て美容師を目指しててな、才能もあって注目されていたんだよ。
本当なら美容師の勉強なり色々やりたい事が有った筈なのに、俺を見兼ねて引き取って面倒みてくれたんだ。
姉と弟だから当たり前だとは思わなかったな…
姉貴には本当に感謝してるんだよ。
学校行事や色々な準備等、結構手を煩わせたからな。
その姉貴が…俺が18歳になり、これからは姉貴の人生自由に生きてくれよって言った次の日、事故で亡くなったんだ。
俺はな…その後、抜け殻の様な状態で透達には結構心配かけたと思うんだが、なかなか復帰できなくてな………
3ヶ月位たった時、一回だけ夢で姉貴がスッゲードレス着てな、美丈夫な男の隣で笑顔で居たんだ!
髪も目もド派手だったがあれは絶対に姉貴だったんだよ。
あの後から、おかしいんだが何故か悲しく無いんだ。
夢だろうが何だろうが、俺はアレを見た後から何かホッとしてな、姉貴が残した美容院を俺が継いで……と、言っても俺は免許なぞないからオーナーとして色々改革していったら当たってな。
透が税金対策に他の店もやってみろって言うからやるとスムーズに進むんだよ。で、親の遺産や姉貴の遺産俺の資産でこんな感じだ…
人間不信は続行状態で、無意識に裏の裏まで見ようとしちまうんだよ。
見たくないんだがな、気になるんだよ。そして本音を感付いちまうんだよ。
やってられねえよ…
姉貴が居た時は結構普通だったんだが、一番信頼していた人を無くした時何かが壊れたんだろうな…
あの夢も俺の願望かもな。
ぶっ飛んでる内容だしな」
「隼人さん、僕は図書館に毎日毎日通っていたでしょう。
自然と色々な本を読むのですが、題名とかは忘れたのですが、神隠しや何かで違う世界に迷い込んでしまう事ってあるらしいんですよ。
お姉さんはそういう場所に行かれたのでは?
それを隼人さんに伝えたくて夢で伝えたのでは?僕はそう思います」
「ありがとうよ楓。
お前を一目見た時……
俺はコイツなら信じられる大丈夫だ!って変な自身が湧き出てきてな…
押せ押せで少し強引だったかも知れないが気持ちは本当だ。
これからの人生お前と生きて行きたいんだよ」
「隼人さん…嬉しいです。何も無い僕に」
「俺も空っぽだ。空っぽ同士で何か埋まるさ、なっ」
姉貴、喜べ!俺にも大事な奴が見つかったぞ。
俺の姉貴はもう居ない…… だが、俺には誰にも話した事が無い思いがある。
「俺の事も話しても良いか…」
「隼人さんの事知りたいです」
「そうか…あのな、俺は天涯孤独だと言っただろう。
両親は俺が10歳姉貴が20歳の時、夫婦2人で出掛けた海外旅行中、小型機の飛行機事故で亡くなってな、俺達姉弟は残されたんだよ。
両親は、結構な資産家でな両親共に兄弟も居なかったんだ。
保険金もあったし、親戚連中は俺を保護したがったってわけだ。
金、目当てでな。
10歳の俺に自分の娘を婚約者に仕立てようとした奴も居たしな。
あの時はめっちゃくちゃだったぞ。
俺は10歳にして、人間が魑魅魍魎になった所を見たな。
姉貴はその頃、家を出て美容師を目指しててな、才能もあって注目されていたんだよ。
本当なら美容師の勉強なり色々やりたい事が有った筈なのに、俺を見兼ねて引き取って面倒みてくれたんだ。
姉と弟だから当たり前だとは思わなかったな…
姉貴には本当に感謝してるんだよ。
学校行事や色々な準備等、結構手を煩わせたからな。
その姉貴が…俺が18歳になり、これからは姉貴の人生自由に生きてくれよって言った次の日、事故で亡くなったんだ。
俺はな…その後、抜け殻の様な状態で透達には結構心配かけたと思うんだが、なかなか復帰できなくてな………
3ヶ月位たった時、一回だけ夢で姉貴がスッゲードレス着てな、美丈夫な男の隣で笑顔で居たんだ!
髪も目もド派手だったがあれは絶対に姉貴だったんだよ。
あの後から、おかしいんだが何故か悲しく無いんだ。
夢だろうが何だろうが、俺はアレを見た後から何かホッとしてな、姉貴が残した美容院を俺が継いで……と、言っても俺は免許なぞないからオーナーとして色々改革していったら当たってな。
透が税金対策に他の店もやってみろって言うからやるとスムーズに進むんだよ。で、親の遺産や姉貴の遺産俺の資産でこんな感じだ…
人間不信は続行状態で、無意識に裏の裏まで見ようとしちまうんだよ。
見たくないんだがな、気になるんだよ。そして本音を感付いちまうんだよ。
やってられねえよ…
姉貴が居た時は結構普通だったんだが、一番信頼していた人を無くした時何かが壊れたんだろうな…
あの夢も俺の願望かもな。
ぶっ飛んでる内容だしな」
「隼人さん、僕は図書館に毎日毎日通っていたでしょう。
自然と色々な本を読むのですが、題名とかは忘れたのですが、神隠しや何かで違う世界に迷い込んでしまう事ってあるらしいんですよ。
お姉さんはそういう場所に行かれたのでは?
それを隼人さんに伝えたくて夢で伝えたのでは?僕はそう思います」
「ありがとうよ楓。
お前を一目見た時……
俺はコイツなら信じられる大丈夫だ!って変な自身が湧き出てきてな…
押せ押せで少し強引だったかも知れないが気持ちは本当だ。
これからの人生お前と生きて行きたいんだよ」
「隼人さん…嬉しいです。何も無い僕に」
「俺も空っぽだ。空っぽ同士で何か埋まるさ、なっ」
姉貴、喜べ!俺にも大事な奴が見つかったぞ。