Flower Pink






『……はい、ということで今年はFlower Pinkの席が全員埋まった。君たちにこの学園を卒業することを誇りに思わせるのでよろしく』




最後に桜雅さんが一言そう言うと生徒たちは目を輝かせて桜雅さんを見る。



そんな生徒たちに信頼される桜雅さんと、このFlower Pinkをかっこいいと思った。



「……おつかれ」



そして去り際に私の背中をポン、と叩く。



触れられた背中が少し熱くなった。



____……



「やー! Flower PinkのQueen改めて誕生!おめでとう、海桜ちゃん!」



特別室に戻ると椿さんは私の手を掴んで握手する。



「……あ、ありがとうございます……」





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