Flower Pink






自分で自分を磨かなきゃな……



……こんなんで藍の跡なんて継げない。



「……俺がQueenに選んだことも誇りに思えよ。じゃ、少し寝る」



桜雅さんはそう言って別室に行ってしまった。



「そうだよ、桜雅さんは自分がトップにたった2年間Queen選ぼうとしなかったんだからさ。それに俺ウジウジしてるの嫌いだからこれ以上悩む真似するのやめてよね」



瑠璃くんもそう言ってスマホをいじる。



「そう……よね。大丈夫です!じゃあ……私も授業まで少し休みます」




「はい、おやすみなさい」



バタン、と私はQueenの専用である部屋に入る。





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