Flower Pink




……私は何もしてないのに……むしろ、私がここまで来れたのが桜雅さんのおかげなのに……



「……皐月とも終わったらちゃんと兄妹に戻れるようにしよう」



「……はい」



「……よし」



桜雅さんはそう言ってポンポン、と私の頭を叩いた。



そしてみんながいる所へ走っていく。



「……ごめん!待たせたな」



桜雅さんが戻ってきて安心したのか、みんなはホッとした顔をしていた。



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