Flower Pink
「……海桜さん!」
そこに一犀さんたちが現れる。
倒れてる桜雅さんや、皐月を見て血相を変えて看病をし始めた。
けれど私は一犀さんたちに気づかず、橘 理人を殴り続けた。
今までの苦しみを全部ぶつけたかった。
百合ちゃんたちの仇を打ちたかった。
「……これで、桜雅さんや皐月も死んだら今度こそあんたを私の手で殺してやる……!」
「……海桜さん!」
さらに勢いよく殴ろうとした私の手を藤華さんが掴んで抑えた。