Flower Pink





「……皐月が目覚めたらハッキリさせよう、俺も一緒に話すから」



「……うん……」



藍はそう言って私の目から溢れる涙を手で拭った。



「……信じよう。2人は目覚める。今俺たちにできることはそれしかない……」



……早く、早く起きて。



橘組は葬った。……2人がいたから私は戦えた。



……だから早く目を覚まして。



桜雅さん……皐月……




< 344 / 434 >

この作品をシェア

pagetop