Flower Pink
「あー……2年間長かった。藍さん厳しいんだもん、海桜が卒業するまで手出しは許さんってさ」
「……藍、そういうとこ厳しいもん」
耳元で溜息をつきながらそう言う桜雅さんに私はぷ、と笑う。
「……でもこれで本当にずっと一緒ですよ」
「……ああ、絶対に離さないよ」
桜雅さんはそう言って私に優しくキスをした。
ブワッと綺麗に桜が舞う。
……最初はFlower Pinkに入るなんてありえないと思ってた。
自分の復讐は自分1人でできると思ってた。