伝えたい。あなたに。"second story"
真美side))
ゆうかが一般病棟に移ると聞いた。
これからのことを山瀬先生や健治さんともう一度話し合った。
『わかりました。一度、白紙にしましょう。』
『山瀬先生、申し訳ない。私達もこちらに拠点を移して、もう一度暮らそうと思うんだ。泰志くんとゆうかが望むならと思ったけれど、まずは、親としてそばにいてやらなければいけない。』
『はい。』
結婚も、同棲も、すべて白紙になった。
これが正しいかはわからない。
入院を繰り返して、1年遅れで高校を卒業し、大学入学を考え始めてから、1年が経った。
彼女の将来を見据えて、親として何ができるのか。
用意された正解はなかった。
いずれ2人で力を合わせて生きていけたら、幸せになってくれたら、そう思う気持ちに変わりはなかった。
それは健治さんとも考えは同じ。
ゆうかが一般病棟に移ると聞いた。
これからのことを山瀬先生や健治さんともう一度話し合った。
『わかりました。一度、白紙にしましょう。』
『山瀬先生、申し訳ない。私達もこちらに拠点を移して、もう一度暮らそうと思うんだ。泰志くんとゆうかが望むならと思ったけれど、まずは、親としてそばにいてやらなければいけない。』
『はい。』
結婚も、同棲も、すべて白紙になった。
これが正しいかはわからない。
入院を繰り返して、1年遅れで高校を卒業し、大学入学を考え始めてから、1年が経った。
彼女の将来を見据えて、親として何ができるのか。
用意された正解はなかった。
いずれ2人で力を合わせて生きていけたら、幸せになってくれたら、そう思う気持ちに変わりはなかった。
それは健治さんとも考えは同じ。