伝えたい。あなたに。"second story"
ひとりって何でこんなにも心細いんだろう。



お父さんも、お母さんも、あんなにできた人なのに。



私の周りにいる人はみんな力強く生きてるのに。



私はそうじゃない。



心も、体も弱い。



もう周りの人に甘えてられない。



グッとこぶしを握る。



成るように成る。



時の流れに身を任せて、じっと痛みが引くのを待つ。



......

おまえのせいだ

......


鮮やかに蘇り何度もリピートするのは辛かった。



もう過去のことだ。そう思っても、また体が震えてきた。



自分の心と、体がまるで別々の場所にあるみたいに。



いっそのこと別々にできたらいいのにと。



自分の体を両腕で抱きしめた。

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