伝えたい。あなたに。"second story"
いったい、、
久々に胸が痛く苦しくなった。
心臓が途端にギュッと締め付けられ、バクバクして、体温が上がるような感覚がある。
前にもあった。
まさか診察中になるとは思わなかったけれど。山瀬先生は顔色一つ変えずに聴診を続ける。
その手を掴んでも制御されて、耐えることに必死になる。
『くるし、、い、、。』
『うん。』
返ってきたのはその一言で、聴診はまだ終わらない。
目をつぶって。苦しさに耐えながら、
情けないな。
そんなことを思った。
もうこんな自分はうんざりだと。
『もういい。』
無意識に出た言葉だった。
『うん、いいよ。』
言葉の意図が伝わっているかはわからなかったけど、そんなことはどうでも良かった。
『大丈夫?一度横になろう。背中の音も聞くから。もう少し楽にしててね。』
鼻がツンとして、まぶたにこみ上げるものがある。
我慢しなきゃ、今は泣いちゃだめ。
浅い呼吸を繰り返しながら、滞らないように意識する。
『ゆーっくり呼吸して、ゆーっくり。』
それは時間をかけて聴診をしていた山瀬先生にも伝わっていたようで。
『はぁ、、』
『もうちょっとね。そのまま検査するから。ゆっくり呼吸だけしてて。』
久々に胸が痛く苦しくなった。
心臓が途端にギュッと締め付けられ、バクバクして、体温が上がるような感覚がある。
前にもあった。
まさか診察中になるとは思わなかったけれど。山瀬先生は顔色一つ変えずに聴診を続ける。
その手を掴んでも制御されて、耐えることに必死になる。
『くるし、、い、、。』
『うん。』
返ってきたのはその一言で、聴診はまだ終わらない。
目をつぶって。苦しさに耐えながら、
情けないな。
そんなことを思った。
もうこんな自分はうんざりだと。
『もういい。』
無意識に出た言葉だった。
『うん、いいよ。』
言葉の意図が伝わっているかはわからなかったけど、そんなことはどうでも良かった。
『大丈夫?一度横になろう。背中の音も聞くから。もう少し楽にしててね。』
鼻がツンとして、まぶたにこみ上げるものがある。
我慢しなきゃ、今は泣いちゃだめ。
浅い呼吸を繰り返しながら、滞らないように意識する。
『ゆーっくり呼吸して、ゆーっくり。』
それは時間をかけて聴診をしていた山瀬先生にも伝わっていたようで。
『はぁ、、』
『もうちょっとね。そのまま検査するから。ゆっくり呼吸だけしてて。』