伝えたい。あなたに。"second story"
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『おはよう、ゆうか。』
『あ、おはよう。』
『寝れたor寝てない』
『寝てないじゃなくて、寝れないだもん。』
『なんで無理して飲んだの。』
目を合わせないときは、典型の隠しごとアリの時だ。
『無理してないし、通常だったし。』
『まだお腹痛いの?』
『ううん、大丈夫。』
大丈夫の幅が広すぎて想像もつかない。
『0から10だったら?』
『7...』
大丈夫と7とは果たしてイコールなんだろうか?
『ちょっと触らせて、冷えの腹痛か確認したいから。』
『確認したくない。』
子供のように体を抱えて丸くなっているゆうかの肩をトントンと叩く。
『だめ、仰向けになって。』
しぶしぶ仰向けになったゆうかは、ものすごく不満げで、昨日までの、お花畑にいるような笑顔とは真逆だ。そんな顔も愛おしく思うけれど。