伝えたい。あなたに。"second story"
『走ってごめんなさい。』



『流石に喘息の発作は我慢できなかった?』



『うん。これはやばいと思った。』



『先生の部屋に戻ってくる時も走ったんでしょ。』



『うん。先生のとこまで行けばあとはなんとかなると思ったから。』



『他力本願だな笑。』



『だって、もう一人じゃどうにもできないことに気づいたもん。』



『よく気づいた。素晴らしい。』



笑いながら言った。



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