伝えたい。あなたに。"second story"
あぁどうしよう。
早く決めないと、今度はもっとひどい目に合う。
そう考えてる間にも、目の前がチラチラしてくる。
平衡感覚を保つのが難しくなってきた。
『あの!具合悪いかもしれないです。』
勇気を出して言ってみた。
『もう終わるからね、もう少し頑張ろうね。』
もう頑張る気力などないから言ったのに。
無駄だった。
この人に診察されるくらいなら、何がなんでも耐えてやる!訳の分からないプライドが私の中に芽生えていた。
『終わったよ。大丈夫?フラフラする?』
『いえ、大丈夫そうです。』
『そっか、よかった。何度もごめんね。』
今度こそほっとした顔で帰って行った。
もう一度深呼吸をする。
私の本当の戦いはこれからだ。
尋常じゃないふらつきと、動悸、頭痛、吐き気。
体調不良の代名詞のような症状が襲う。
うぅ、、、。
思わず声が漏れてしまう。
気持ち悪い、、、、、。
なんとかならないかな。
上がった呼吸を抑えながら、部屋を出ようとする。
ナースコールを押さないのは、宮本さんがいないから。少しでも知っている人の方が安心できる。
ガラガラッ、、。
突然開いた戸に驚いて、尻餅をついてしまった。
『あれ、ごめんごめん。』
私に目線を合わせたのは、
山瀬先生だった。
『採血は?終わったの?』
無言で首を立てに振る。
『その顔色は、またやられたな?』
どんな表情で言っているかは分からないけど、意地悪な顔をしているのだろう。
『どんなふうに具合悪いの?』
私の手を引きながら言う。
いっこうに立ち上がらない私をみかねてか、後ろから両手で支えられる。
パチンッ。
、、、、。
その時、テレビの電源が切れたように、意識がなくなった。
早く決めないと、今度はもっとひどい目に合う。
そう考えてる間にも、目の前がチラチラしてくる。
平衡感覚を保つのが難しくなってきた。
『あの!具合悪いかもしれないです。』
勇気を出して言ってみた。
『もう終わるからね、もう少し頑張ろうね。』
もう頑張る気力などないから言ったのに。
無駄だった。
この人に診察されるくらいなら、何がなんでも耐えてやる!訳の分からないプライドが私の中に芽生えていた。
『終わったよ。大丈夫?フラフラする?』
『いえ、大丈夫そうです。』
『そっか、よかった。何度もごめんね。』
今度こそほっとした顔で帰って行った。
もう一度深呼吸をする。
私の本当の戦いはこれからだ。
尋常じゃないふらつきと、動悸、頭痛、吐き気。
体調不良の代名詞のような症状が襲う。
うぅ、、、。
思わず声が漏れてしまう。
気持ち悪い、、、、、。
なんとかならないかな。
上がった呼吸を抑えながら、部屋を出ようとする。
ナースコールを押さないのは、宮本さんがいないから。少しでも知っている人の方が安心できる。
ガラガラッ、、。
突然開いた戸に驚いて、尻餅をついてしまった。
『あれ、ごめんごめん。』
私に目線を合わせたのは、
山瀬先生だった。
『採血は?終わったの?』
無言で首を立てに振る。
『その顔色は、またやられたな?』
どんな表情で言っているかは分からないけど、意地悪な顔をしているのだろう。
『どんなふうに具合悪いの?』
私の手を引きながら言う。
いっこうに立ち上がらない私をみかねてか、後ろから両手で支えられる。
パチンッ。
、、、、。
その時、テレビの電源が切れたように、意識がなくなった。