伝えたい。あなたに。"second story"
(生食で洗い流してもらえる?)
(てぶくろー)
『ゆうか、わかる?頑張って目開けててよ。』
時間が経つにつれて視界がグラグラしてくる。
貧血のせいだろうか。
(聴診器貸してもらえます?)
救急車に乗って、私に聞こえてきたのは山瀬先生の言葉だった。
『山瀬先生、、、』
『うん、大丈夫よ。今止血だけして病院行くからね。頑張ろうね。』
再び左腕が強い力で押さえられる。
『い...たい!』
思わず右手を伸ばす。
『ごめんね、押さえさせてね。』
右手を押さえて救急隊の人が言う。
『酸素マスクつけるよ。』
なすがままだった。
また戻るんだ。
そう思うとさらに涙が溢れた。
病院に着く。
ここがどこの病院なのかはわからない。
『病院つきましたよ。』
誰かが言う。
ぼやけた視界はそのまま暗くなった。
(てぶくろー)
『ゆうか、わかる?頑張って目開けててよ。』
時間が経つにつれて視界がグラグラしてくる。
貧血のせいだろうか。
(聴診器貸してもらえます?)
救急車に乗って、私に聞こえてきたのは山瀬先生の言葉だった。
『山瀬先生、、、』
『うん、大丈夫よ。今止血だけして病院行くからね。頑張ろうね。』
再び左腕が強い力で押さえられる。
『い...たい!』
思わず右手を伸ばす。
『ごめんね、押さえさせてね。』
右手を押さえて救急隊の人が言う。
『酸素マスクつけるよ。』
なすがままだった。
また戻るんだ。
そう思うとさらに涙が溢れた。
病院に着く。
ここがどこの病院なのかはわからない。
『病院つきましたよ。』
誰かが言う。
ぼやけた視界はそのまま暗くなった。