伝えたい。あなたに。"second story"
次に目が覚めたのは、昼頃だった。



また寝ちゃった。
起きてご飯を、食べる。
めまいはだいぶよくなった。



包丁を手に取ると思い出す。



あの日のこと。



途端に手が震えてきた。


大丈夫なのに、、。


それでもあの犯人はまだ捕まってない。
近くにいてまた傷つけられたら。


私を狙ってたら。
妄想ばかりか頭を巡る。


こんなこと考えたらだめ。
大きく深呼吸をした。


そのとき、
ピンポーン、、、



インターフォンが鳴った。
モニターをみると、知らない人が映っている。


もちろん出ない。
でも、ポストに何かを投函したようだ。



恐る恐る確認に行く。
そこには一通の茶封筒が入っていた。


宛先は、、


え、、


私、、


家族しか知らないはずなのに


高島ゆうか








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