伝えたい。あなたに。"second story"
またゆうかが運ばれてきたとき。



自分が情けなかった。



そばにいながら何にもなれない自分が憎かった。



念のために連絡した警察から電話があった。



"高島ゆうかの宛名で、狂気と見られるカッターが茶封筒に入れられていた"



怒りがこみ上げる。



固く手を握る。



爪が食い込むほどに。



ゆうか、、。



俺と会ったからか、こんな目に会うのは。



守ってやれなくて。



ごめん。


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