伝えたい。あなたに。"second story"
病室に様子を見に行くと、荒い呼吸で苦しそうな表情を浮かべていた。



声をかけても、反応はない。
うなされているのか。



すぐに目を覚ました。
ひどく怯えているようだった。



エスカレートし続ける犯人の奇行に、恐怖を感じないわけがない。落ち着かせてから、もう一度横にさせる。



今はとにかく体力を回復させなければいけない。
警察の面会にも許可を出さなかった。



今心のケアをしないと、深く傷ついたまま、戻れなくなるかもしれない。






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