白と黒
第一章 闇

その日はよく晴れていた。

きっとどこかで「雲ひとつない空」とか言っている人がいるだろう。

しかし、俺の心は真っ暗だった。

あの日以来、俺の心が晴れることはない。

自分の心に嘘をつくと、人を傷つけ、自分も傷つく。

それに気づいても、自分の心に嘘をつく悪い癖は治らない。
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