ねえ、理解不能【完】







もっと考えるべきだったのかも。

初めての告白だったから舞い上がってしまったことは確かだ。



でも、あの瞬間、だめじゃない って何かから逃げるようにそう思ったのも、本当なの。




「じゃあ、白崎は今日から俺の彼女ってことで」

「..........う、はい」

「大切にします」



川瀬くんがすごく幸せそうに微笑んだから、もう何も言えなかった。





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