ねえ、理解不能【完】
好きに気づくとき












《 青、明日、お菓子作りしない?》



最悪なダブルデートから少したって、夏休みまであと少しって頃の土曜日。

テスト明けで、何もやる気が起きなくて部屋でのんびりしていたら、妃沙ちゃんからメッセージが届いて。

その後に、可愛い羊のスタンプが送られてくる。



私は嬉しくて、急いでオッケーの返信をする。

休日に妃沙ちゃんと遊べるなんて、嬉しい。
それにお菓子作りも、苦手だけど大好き。


テスト後のリフレッシュにもなるし、何より相手は麗しい妃沙ちゃんだし。


《私のお家でもいい?》

《分かった!妃沙ちゃんの家に行くねー》



妃沙ちゃんに会えることも、お菓子作りも楽しみだけど、明日は最近のことをゆっくりと相談してもいいかな。


妃沙ちゃんから、わくわくしてる羊のスタンプが送られてきて、私は携帯を閉じた。





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