【実話】絶対に結ばれない男!
「ケイ?ホントに?」

当時は今と違って携帯なんか無かったから、連絡を取るのは家の電話だった

私はすごく嬉しくて1時間近くもケイと話してしまう

「新しいクラスに、カッコイイ奴とかいる?」

「え〜、まだわかんないよ。今のところはタカシが人気っぽいけど…」

「タカシか…、浮気すんなよ!」

え?…それって…

私の顔が、カーっと熱くなったとき、お姉ちゃんが私の部屋をノックした

「ナナ、電話貸して…」

「あ、ごめん!時間だから」

「ああ、長く悪かったな…」

そう言って電話を切ったけど、最後の…どういう意味だったんだろう?

私は嬉しくてベットにダイブし、枕を抱きしめた!



「昨日さ…私…」

ニヤニヤしながら、校庭までの階段を歩いている時、私は三人に報告した

「良かったじゃん」

クールなミサキ

「彼女って事?第一号だね!」

さっぱりしているモミジ

「えー、いいなあ〜、羨ましい!」

明るいユウ

私はその日から幸せな毎日を過ごした

ケイは社長の息子らしく、家がお金持ちで3日に1回電話をかけて来てくれた
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