初恋してます。
絶体絶命、ヤバい!
私が伏し目がちに今にも消えそうなぐらいの小声で「どうも、………蓮先輩」と1つお辞儀を軽くしてその場からすぐに立ち去ろうとするならば。
「おいっ、彩歌、待てよっ!」と腕を強く握られて呼び止められた。
蓮くんの低い声が私の小さな耳の中にしっかりと留まる。
「はあっー……」と浅くため息をついた私。
凄い気迫の表情で迫ってくる蓮くんに対して私は少しずつ後退りをするが壁を背に窮地に追い込まれてしまった。
そして、いきなり蓮くんは表情を変えずに腕を伸ばして片手で私の両ほっぺをムギュっと軽くつぶし。
私は思わず「うっ?!」と声がもれた。
蓮くんの綺麗に整った顔がぐっと距離を縮め、私の顔面に近づく。
あーぁ、こんなの誰かに見られたらヤバくないのかしら?
焦っているの、私だけ。
なんだか、良くないよ。
……先輩が後輩を虐めてる、みたいな絵柄になってない?
それとも、先輩が後輩に無理矢理キスを迫っている……の方があっているのかなぁ?
妄想は置いといて。
それにしても、目、鼻、口どこを見ても綺麗なパーツがズラリと揃っている。
良く見れば見るほど、まるで少女漫画から抜け出してきたようなイケメン顔の蓮くん。
いつしか、あどけなかった幼い頃の蓮くんの面影はどこへいってしまったのだろうか──。
私が伏し目がちに今にも消えそうなぐらいの小声で「どうも、………蓮先輩」と1つお辞儀を軽くしてその場からすぐに立ち去ろうとするならば。
「おいっ、彩歌、待てよっ!」と腕を強く握られて呼び止められた。
蓮くんの低い声が私の小さな耳の中にしっかりと留まる。
「はあっー……」と浅くため息をついた私。
凄い気迫の表情で迫ってくる蓮くんに対して私は少しずつ後退りをするが壁を背に窮地に追い込まれてしまった。
そして、いきなり蓮くんは表情を変えずに腕を伸ばして片手で私の両ほっぺをムギュっと軽くつぶし。
私は思わず「うっ?!」と声がもれた。
蓮くんの綺麗に整った顔がぐっと距離を縮め、私の顔面に近づく。
あーぁ、こんなの誰かに見られたらヤバくないのかしら?
焦っているの、私だけ。
なんだか、良くないよ。
……先輩が後輩を虐めてる、みたいな絵柄になってない?
それとも、先輩が後輩に無理矢理キスを迫っている……の方があっているのかなぁ?
妄想は置いといて。
それにしても、目、鼻、口どこを見ても綺麗なパーツがズラリと揃っている。
良く見れば見るほど、まるで少女漫画から抜け出してきたようなイケメン顔の蓮くん。
いつしか、あどけなかった幼い頃の蓮くんの面影はどこへいってしまったのだろうか──。