初恋してます。
・第二章

6月、じめじめした梅雨で雨の日が連日続く。



時折、ザッーと激しい雨が地面を叩きつけるように降る早朝。



私はある夢を見た。



場所は家から近くの公園。



長いベンチに横に並んで座る私、蓮くん、お姉ちゃんの3人。



なんだか、いつもと空気が違う、蓮くんの私を見る冷たい目線。



それは、この場にどうしてお前が居るんだと強く訴えているようにも感じられる鋭い目つき。



私の存在を全く気にすることなく仲良さそうに笑い合う蓮くんとお姉ちゃん、そして、会話の途中で急に重なり合う熱い視線……、夢はここで終わった。



これが夢だったらいいのになぁ、と夢の中で本気で思った。

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