初恋してます。
それもそのはずだ、妹の私から急にこんな突飛な質問をされたら普通は頭の中が混乱するよね。
でも、私は話を続けた。
「もう、バレバレだよ。お姉ちゃん、顔、凄く赤いよ!」
「もぉ、それは今怒ってるからよ!」
「お姉ちゃん、そういうところが素直じゃないから。可愛くないんだよ」
「はいはい、私は可愛くないですよーだ!べっー!」
舌を出してあかんべーの顔をするお姉ちゃん。
「お姉ちゃん、私、この間、見たんだよ。学校の帰り道、蓮くんとお姉ちゃん、2人が一緒にお店入ってホットケーキを食べているところを!」
お姉ちゃんの顔が真顔になる。
「……えっ、見てたの?!お互いの好きな甘い食べ物、ホットケーキ、一緒だったから。お腹が減ってたし、じゃあ食べようかってなっただけだよ。ただ、それだけ」
「ふーん。もう、別に私に隠し事なんてしなくてもいいんだって。2人とも凄く良い雰囲気だったし」
「もおっ、彩歌。ホントいいかげんにしてよ。違う、だから……違うんだってばっ」
「違うこと、ないよっ!」
「そういうあんたこそ、蓮のことが好きなんじゃないの?」
「ちっ、……ちーがうよ!」
「だいたい、私はあんたのお姉ちゃんをどれぐらいずっとやってると思ってるの?」
「10年以上……」
「私は、あんたのことなら何でもわかってるつもりなんだからね」
お姉ちゃんの目をじっとみていると、私の気持ちを見透かされているような気がして。
思わず、気にもしていない時計の時間を気にするふりをして目をそらし話題を変えた。
でも、私は話を続けた。
「もう、バレバレだよ。お姉ちゃん、顔、凄く赤いよ!」
「もぉ、それは今怒ってるからよ!」
「お姉ちゃん、そういうところが素直じゃないから。可愛くないんだよ」
「はいはい、私は可愛くないですよーだ!べっー!」
舌を出してあかんべーの顔をするお姉ちゃん。
「お姉ちゃん、私、この間、見たんだよ。学校の帰り道、蓮くんとお姉ちゃん、2人が一緒にお店入ってホットケーキを食べているところを!」
お姉ちゃんの顔が真顔になる。
「……えっ、見てたの?!お互いの好きな甘い食べ物、ホットケーキ、一緒だったから。お腹が減ってたし、じゃあ食べようかってなっただけだよ。ただ、それだけ」
「ふーん。もう、別に私に隠し事なんてしなくてもいいんだって。2人とも凄く良い雰囲気だったし」
「もおっ、彩歌。ホントいいかげんにしてよ。違う、だから……違うんだってばっ」
「違うこと、ないよっ!」
「そういうあんたこそ、蓮のことが好きなんじゃないの?」
「ちっ、……ちーがうよ!」
「だいたい、私はあんたのお姉ちゃんをどれぐらいずっとやってると思ってるの?」
「10年以上……」
「私は、あんたのことなら何でもわかってるつもりなんだからね」
お姉ちゃんの目をじっとみていると、私の気持ちを見透かされているような気がして。
思わず、気にもしていない時計の時間を気にするふりをして目をそらし話題を変えた。