初恋してます。
「あぁ、わりぃ。……俺、お前に速度を合わせるの忘れてたわぁ……」
「えっ、……うそでしょ?!」
「嘘じゃない、まじだよ。1ゲーム目は間違いなく速度を合わせたんだよ。2ゲーム目は、……わりぃ、忘れてたわ──。ごめん」
「蓮くん、酷い。かぁっー、信じられない!もしかして、わざと?!」
「違う、わざとじゃない。まぁっ、いいじゃん。その分、お前は素質があるってことが分かったわけだし。1ゲーム目と2ゲーム目のボールを打った合計はどっちにしろ、俺がパーフェクトだから。俺の勝ちってことで、良いよな?」
蓮くん、私にお上手を言って機嫌をとろうとしている。
「えっー、納得がいかない!もう1ゲーム追加で!ねっ、ね、ねぇ、お願い!」
「駄目だ、また今度だな。今日は、もうこんなに遅いし」
腕時計に目をやると午後7時を指していた。
「うん」
しぶしぶ納得をした私。
そして、バッティングセンターを出てから、ぶらぶらと家に向かって歩き始めた私達。
「えっ、……うそでしょ?!」
「嘘じゃない、まじだよ。1ゲーム目は間違いなく速度を合わせたんだよ。2ゲーム目は、……わりぃ、忘れてたわ──。ごめん」
「蓮くん、酷い。かぁっー、信じられない!もしかして、わざと?!」
「違う、わざとじゃない。まぁっ、いいじゃん。その分、お前は素質があるってことが分かったわけだし。1ゲーム目と2ゲーム目のボールを打った合計はどっちにしろ、俺がパーフェクトだから。俺の勝ちってことで、良いよな?」
蓮くん、私にお上手を言って機嫌をとろうとしている。
「えっー、納得がいかない!もう1ゲーム追加で!ねっ、ね、ねぇ、お願い!」
「駄目だ、また今度だな。今日は、もうこんなに遅いし」
腕時計に目をやると午後7時を指していた。
「うん」
しぶしぶ納得をした私。
そして、バッティングセンターを出てから、ぶらぶらと家に向かって歩き始めた私達。