初恋してます。
お水ってこんなに美味しかったっけ、勢い良くストローで水を吸い上げてゴクリゴクリと喉を鳴らして飲む。



「おいっ、ちょっと、お前急いで飲みすぎじゃねぇか……?」



「そんなことないよ──、」と私は少し笑顔を見せたが、しかしカラカラに渇ききった口の中、気管に少し水が入りむせ始める。



「ゲホッ、ゲホッ、ゲホッ………」



「ほらっ、だから言っただろう」と蓮くんが落ち着くまで背中に手を当ててトントンしてくれた。

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