Get over it.
「先ずは自己紹介をしましょうか。」織田さんが声を掛ける。

ソファーに座る3人は視線でお互いに確認すると、手前に腰かけていた
ミルクティー色の髪の人が話始めた。

「初めまして、僕は今井 数馬(イマイ カズマ)
 龍生さんの側近兼親友。歳は玲ちゃんと同じ16歳で~す。
 今後は玲ちゃんとの行動が増えると思うので、よろしくね。」

そう言うと私の手を掴んで握手をした。行動の速さに、驚いていると
後ろからは「チッ・・」舌打ちの音が・・・。

今井さんは、二次元から飛び出してきたかのような甘い顔の容姿。
可愛い雰囲気なのに、耳には沢山のピアスがついている。



「次は俺かな。俺は織田 宗志(オダ ソウシ)
 明日から、玲の兄になる。龍生の側近で龍生と同い年の17歳。
 よろしくな。」

私の兄になる宗志さんは、一重に薄い唇の塩顔のイケメンだった。
近寄りがたい雰囲気ながらも、私には笑顔を見せてくれたのでホッとした。
「よろしくお願いします、お兄ちゃん。」
私も笑顔で挨拶できた。


「最後は俺だな。俺は前田 京(マエダ キョウ)
 大神組の情報系を主に担当していて、20歳。
 俺達3人は、隣の部屋に住んでいるから困った事があればいつでも
 呼んでくれればいい。よろしくな。」

前田さんは、中性的な雰囲気で皆のお兄ちゃんって感じの優しい感じの人。


「早坂 玲・・・改め、織田 玲です。
 分からない事ばかりですが、よろしくお願いします。」

皆の目を見てから、深々と頭を下げる。


これから、織田 玲としての生活が始まる・・・・・




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