俺の彼女
「俺の彼女に触るな。」
え、今の、
そう思った途端、私の両腕を掴んでいた相手の腕が離れた。
そしてまた腕を掴まれたけど今度はその人の胸に包み込まれた。
安心する匂いがした。
ガバッとその人の胸から顔を上げると瞳夜だった。
もしかしてもしかしなくても、瞳夜が助けに来てくれた…?
「絵麻は俺の彼女だ。2度と近づくな。」
瞳夜の声がすぐ近くでして思わずドキッとしちゃう。
しかも、俺の彼女って!
いや、彼女なのは分かってるけどね?!