俺の彼女

空き教室



さてと。



「絵麻。」


「な、なに?」


声をかけたら上目遣いで見てくる。


いや、俺の方が背が高いから必然的にそうなるんだけどほんとに反則だとおもう。


可愛いって言おうかと思ったけど、まず先に大事なことから聞かなきゃな。


「さっき何してたの、あの男と。」


そう聞くと少し怯えてる様子。


「昨日の放課後に教室に戻ったらさっきの人がいて話しかけられたの。」


昨日?一緒に帰る前ってことか?



「そしたら瞳夜が電話かけてくれて終わった時にはその人がいなくて。」
< 43 / 58 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop