俺の彼女

そしたら笑いながら「しねーよ。でも」

とふと言葉を止めてじっと見つめられる。


そして、瞳夜の大きな手が頬に触れる。


なんだろう、ちょっとどきどきする。



「キスされた分、いやそれ以上に俺が上書きするから。」


ん?今なんて?

「え、とう、んんっ、」


いつの間にか瞳夜の手は頬になくて瞳夜の匂いがふわっとした。


もう頭はパニック。


でもどんどん自分の顔が赤くなっていくのがわかる。
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