電波の闇
放課後。
ユカは部活、一人で帰る。
玄関を出たところで健太と会った。
バスケットマンは汗臭い。
「あのさ、朝木。お前怖い話とか好きなのか?」
「えっ?」
「朝、坂井と話してたじゃん」
「ああ……………」
なんて奴だ……お前は家政婦か!
「あのさ、俺すげぇ怖い話知ってんだよ!」
「どんな?」
「トイレの花子さんって言ってな……」
いつの話?
「血まみれのコックさん」
「花子さんは、、ってなんだよそれ?知り合い?」
「二十歳まで覚えてたら死ぬの、血まみれのコックさん」
「マジかよ!!!嘘だろ!?そそそんなのありえねぇって!!」
「私の知り合いはこれで死にました」
「おい!!なんてことすんだよ!!人殺しだぞ!」
「完全犯罪じゃない?」
「俺あと三年かよ!!くっ!まだ俺……」
「う・そ」
「お前に、、って、え?」
「うそ!」
「良かったぁ……………」
なんか泣きそうな顔になってる。
日本男児ここに無し。
「お前さぁ、俺だから良かったけどな。坂井だったら泣いてるぞ。あいつこんな話嫌いだろ」
「……………」
黙っておこう。
ユカは健太よりも男らしいことは…………
ユカは部活、一人で帰る。
玄関を出たところで健太と会った。
バスケットマンは汗臭い。
「あのさ、朝木。お前怖い話とか好きなのか?」
「えっ?」
「朝、坂井と話してたじゃん」
「ああ……………」
なんて奴だ……お前は家政婦か!
「あのさ、俺すげぇ怖い話知ってんだよ!」
「どんな?」
「トイレの花子さんって言ってな……」
いつの話?
「血まみれのコックさん」
「花子さんは、、ってなんだよそれ?知り合い?」
「二十歳まで覚えてたら死ぬの、血まみれのコックさん」
「マジかよ!!!嘘だろ!?そそそんなのありえねぇって!!」
「私の知り合いはこれで死にました」
「おい!!なんてことすんだよ!!人殺しだぞ!」
「完全犯罪じゃない?」
「俺あと三年かよ!!くっ!まだ俺……」
「う・そ」
「お前に、、って、え?」
「うそ!」
「良かったぁ……………」
なんか泣きそうな顔になってる。
日本男児ここに無し。
「お前さぁ、俺だから良かったけどな。坂井だったら泣いてるぞ。あいつこんな話嫌いだろ」
「……………」
黙っておこう。
ユカは健太よりも男らしいことは…………