俺はお前しか好きになれない。
♡Valentine Kiss♡
2月にある女子高生の大イベントと言ったらきっとバレンタインだろう。私のクラスもその話で持ちきりで、みんな和気あいあいしていた。
彼氏にあげて想いを伝える、すきな人にあげてアプローチするなど、目的はそれぞれ違っても、共通して言えるのはその顔が眩しいほど輝いているってことだ。
The、女子高生って感じでその顔はぶすっとしている私とは大違いで、すでに格の差を見せつけられている。
繰り広げられている話から背けるように窓に視線を移してぼーっとしているとクラスメイトに声をかけられた。
「朱音(あかね)は〜?作らないの〜?今日私たち作るんだけど〜!!」
「ん〜私は作らないよ、みんなで作りなよ」
「え〜作らないの〜?好きな人にあげないの〜?」
好きな人……その言葉にドキリとしたけれど、バレないように言葉を繋ぐ。
彼氏にあげて想いを伝える、すきな人にあげてアプローチするなど、目的はそれぞれ違っても、共通して言えるのはその顔が眩しいほど輝いているってことだ。
The、女子高生って感じでその顔はぶすっとしている私とは大違いで、すでに格の差を見せつけられている。
繰り広げられている話から背けるように窓に視線を移してぼーっとしているとクラスメイトに声をかけられた。
「朱音(あかね)は〜?作らないの〜?今日私たち作るんだけど〜!!」
「ん〜私は作らないよ、みんなで作りなよ」
「え〜作らないの〜?好きな人にあげないの〜?」
好きな人……その言葉にドキリとしたけれど、バレないように言葉を繋ぐ。
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