俺はお前しか好きになれない。



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次の日の朝。




私のクラスはいつもに増して賑わっていた。きっと放課後の話だろう。机の上に広げられているのをちらりと見たけれど、見なければよかったと心底思った。

チョコレートだって、ラッピングだって、添えてあるお手紙だって、全部全部女の子だった。きっともらった男子だって喜ぶに違いない。



もちろん、顔だって可愛いのだ。メイクは禁止の学校だけれど、唇にのせられたリップ、いつもよりもすこし短いスカート、ゆるく巻かれた髪が目立つ。



それに比べて私は膝あたりのスカート、校則を守ってノーメイク、アイロンで伸ばしただけのストレート髪だった。
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